親御さんやご家族が、毎日のように「腰が痛い」「足がしびれる」「今日は特につらい」と話している。
そのたびに、何かしてあげたいと思う。でも、仕事や家事、自分の生活もあるなかで、ずっとそばにいてあげることは難しい。少しさすってあげたり、声をかけたりはできても、それだけではどうにもならない日もあります。
はじめは「大丈夫?」「少し横になる?」と優しく返していたのに、同じ言葉を何度も聞くうちに、だんだん気持ちに余裕がなくなってしまう。そして、ふと「またか……」と思ってしまった自分に、あとから胸が痛くなる。
介護をしているご家族のなかには、そんな気持ちをひとりで抱えている方が少なくありません。
でも、それはあなたが冷たいからではありません。毎日つづく心配と緊張のなかで、がんばってきたからこそ、疲れてしまうのは自然なことです。
そんなとき、ひとつの選択肢として知っていただきたいのが、訪問鍼灸です。訪問鍼灸は、ご本人の痛みやしびれに向き合うだけでなく、介護するご家族の心と暮らしを少し楽にするきっかけにもなります。

痛みがつづくと、家族の負担も少しずつ大きくなっていきます
ご本人の痛みは、その人だけのつらさで終わらないことがあります。
たとえば、腰や膝が痛いと、立ち上がることや歩くことが億劫になります。すると、着替えや移動、トイレの介助など、今までより手を貸す場面が増えていきます。
また、痛みが長くつづくと、気持ちまで沈みやすくなります。「痛い」「しんどい」「もう動きたくない」そんな言葉を聞きつづけるご家族の心も、知らず知らずのうちに疲れていきます。
介護の大変さは、体の負担だけではありません。家族がつらそうにしている姿を見ること。何をしてあげればいいのかわからないこと。自分も余裕がないのに、笑顔でいなければと思ってしまうこと。そうした小さな積み重ねが、心の疲れにつながっていくのだと思います。
私は整骨院勤務時代日常の負担が辛いという愚痴をたくさんの患者様からお話を聴いていました。
訪問鍼灸は、ご本人のためだけでなく、ご家族のためにもあります
訪問鍼灸というと、「痛みのある本人が受けるもの」というイメージが強いかもしれません。もちろん、それは大切な役割のひとつです。
けれど実際には、ご本人の状態が少し落ち着くことで、家族の毎日も変わっていくことがあります。
・痛みがやわらぐことで、表情がやさしくなる。
・少し動きやすくなることで、介助の負担が減る。
・体が少し楽になることで、会話の雰囲気も和らぐ。
ほんの少しの変化でも、毎日一緒に過ごしているご家族にとっては、とても大きなことです。
「今日も痛いと言われるかもしれない」そんな緊張を抱えながら過ごす日々が、少しでもやわらいでいく。それだけでも、暮らしのしんどさは変わってきます。
家族以外の誰かが来てくれることにも、意味があります
訪問鍼灸の良さは、施術そのものだけではありません。家族以外の第三者が、定期的に家に来てくれることも、大きな支えになることがあります。
家の中にいる時間が長くなると、どうしても話し相手が家族だけになりやすくなります。不安な気持ちも、つらさも、さみしさも、一番近くにいる家族に向かいやすくなります。
でも、そこで訪問する施術者が、ご本人のお話を丁寧に聞き、その日の体調に合わせて関わることで、気持ちが少し外に向くことがあります。
「今日は来てもらえる日」。そんな楽しみがひとつあるだけでも、生活にリズムが生まれます。そしてその時間は、ご家族にとって、少し肩の力を抜ける時間になるかもしれません。ずっと家族だけで抱え続けなくていい。そう感じられることは、介護を続けていくうえでとても大切です。
施術をさせてもらっている間、家族さんから話しかけられ施術終わる時間まで会話が止まらないなんてことたくさんあります。
「何かしてあげたい」という気持ちを、ひとりで背負わなくて大丈夫です
ご家族は、いつも一生懸命です。少しでも楽にしてあげたい。できるだけ不安にさせたくない。自分が支えなければと思って、毎日を過ごしている方がたくさんいらっしゃいます。
でも、やさしさだけで介護を続けるのは難しいものです。人には体力の限界も、心の限界もあります。
「もっとやってあげたいのに、できない」「優しくしたいのに、余裕がなくてきつくなってしまう」そんなふうに感じる日があっても、どうか自分を責めすぎないでください。
専門家の手を借りることは、決して手を抜くことではありません。むしろ、ご本人のためにも、ご家族のためにも、長く穏やかに暮らしていくための大切な選択です。訪問鍼灸は、あなたの代わりになるものではありません。でも、あなたがひとりで抱え込みすぎないための、心強い支えにはなれると思います。
高槻市で、通院が難しいご家族を支えている方へ
高槻市で、親御さんやご家族の通院が難しくなってきたと感じている方にとって、訪問で受けられるケアは安心につながりやすいものです。
外に出る準備をしなくていいこと。移動の負担がないこと。慣れたご自宅で落ち着いて施術を受けられること。こうしたひとつひとつが、ご本人にとっても、ご家族にとっても負担の少ない形につながります。
ご家族からよくいただくご質問
Q. 部屋が散らかっているのですが、片付けたほうがいいですか?
A. まったく気にしないでください。畳一畳分ほどのスペースがあれば、どこでも施術可能です。普段通りの、リラックスできる環境のままお待ちください。
Q. 鍼(はり)は痛くないですか?怖がらないか心配です。
A. 当院で使用するのは、髪の毛よりも細い、使い捨ての清潔な鍼です。刺すというより「トントンと叩く」ような優しい刺激で、施術中に眠ってしまう方もいらっしゃるほどですので、ご安心ください。
Q. すでに介護保険がいっぱいなのですが、利用できますか?
A. はい、大丈夫です。訪問鍼灸は「医療保険(健康保険)」を適用するため、デイサービスやヘルパーさんの枠(介護保険の限度額)を気にせずに併用いただけます。
Q. 先生への「同意書」の手続きが難しそうです。
A. ご安心ください。必要な書類の準備や、お医者様への依頼の進め方は、私(近藤)がしっかりサポートさせていただきます。ご家族の手間が最小限になるようお手伝いいたします。
Q. 施術中は、ずっとそばに付き添っていなければなりませんか?
A. 初回や無料体験時はお立ち会いをお願いしていますが、信頼関係が築けたあとは、ご家族は別のお部屋でお休みになったり、家事をされたりしていても大丈夫です。お忙しいご家族の負担にならないよう配慮いたします。
「うちの親にも合うだろうか」「こういう状態でも相談していいのだろうか」そう思われる方こそ、まずは気軽に相談してみてほしいと思います。
まずは、ご家族の心が少し軽くなるところから
介護の悩みは、すぐに全部なくなるものではありません。でも、ご本人のつらさが少しやわらぐことで、家の空気が変わることがあります。表情が変わることがあります。そして、ご家族の気持ちにも、少しだけ余白が生まれることがあります。
「何かしてあげたい」。その気持ちは、もう十分にあたたかいものです。だからこそ、その気持ちを無理だけで支え続けるのではなく、必要なときには誰かの手を借りてください。
高槻市で、痛みやしびれのあるご家族を支えている方へ。訪問鍼灸という選択が、ご本人だけでなく、あなた自身の毎日を少し楽にするきっかけになるかもしれません。
※はり・きゅうの療養費では、利用にあたって医師の同意書が必要となります。制度面も含めて、相談時に確認しながら進めると安心です。
