当院の想い

 家族をまるっと幸せに。私が訪問鍼灸にかける想い

はじめまして。【ギフト訪問はりきゅう】院長の近藤聡です。
私が13年間、鍼灸師として歩んできた道の原点には、たった一人の大切な存在がいました。それは、生まれたときからずっと私のそばにいてくれた、大好きな祖母です。

1.鍼灸師を目指したきっかけは、大好きな祖母でした

片足が義足だった祖母は、歩くことにも、痛みを伴うリハビリにも、いつも苦しそうにしていました。高校生になった私は、そんな祖母の力になりたいと理学療法士を目指していました。

そんな高校3年生のある日、転機が訪れます。祖母が初めて、鍼(はり)治療を受けたのです。
「足の痛みが引いて、リハビリがすごくやりやすい!」
そう言って心から感動する祖母の姿は、私の目にまるで「魔法」のように映りました。

「この手で、祖母を楽に歩かせてあげたい。大好きな祖母の役に立ちたい」
その一心で、私は鍼灸師の道を志しました。

2.患者様の笑顔に支えられた13年間

残念ながら、大学在学中に祖母は他界し、直接施術をする夢は叶いませんでした。しかし、祖母へ届けたかった想いは、鍼灸整骨院で出会う患者様一人ひとりへと注がれていきました。
「先生のおかげで楽になったよ」。その言葉をいただくたびに、この仕事へのやりがいを強く感じながら、13年間、院長として走り続けてきました。

3.訪問鍼灸を志した、ある患者様との出会い

そんな日々の中、ある患者様との出会いが、私を新たな道へと導いてくれました。
お母様の介護をされているその方は、「母も頑張っているから私も頑張れる。先生に診てもらうと、また頑張れるんです」と、ご自身の心身の辛さを抱えながら、懸命に通院されていました。

しかし、介護を分担する妹様との関係が、お互いの疲れからくるストレスで悪化している、という辛い胸の内を明かしてくださったのです。自分の時間も、睡眠もままならず、食事も美味しく感じられない…。

そのお話を伺いながら、私はリハビリに苦しんでいた祖母の姿を思い出していました。
もし、私がお母様の身体を少しでも楽にして差し上げられたら? そうすれば、心身ともに追い詰められたご姉妹の負担も軽くなり、笑顔を取り戻せるのではないか。

痛みや不調に悩むご本人だけでなく、支えるご家族も一緒にケアすることで、家族みんなが明るく、笑顔になれる。

そう確信した想いは、私をすぐに行動へと突き動かしました。創設期から14年近くお世話になった会社に感謝を伝え、温かく背中を押していただき、こうして【ギフト訪問はりきゅう】のスタートラインに立つことができたのです。

4.「ギフト訪問はりきゅう」に込めた想い

かつて祖母が鍼治療によって「楽に歩ける喜び」という贈り物(ギフト)を受け取ったように。今度は私が、皆様の心と身体に、健やかな毎日という「ギフト」を届けたい。そんな願いを込めて、この名前を付けました。

「家族をまるっと幸せに」

この言葉を胸に、これから出会う皆様のために、私の経験と技術のすべてを懸けて、全力を尽くすことをお約束します。

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